寄付する
  大人の皆さん。
「大丈夫。」という嘘をどうか、
  見破ってください。

10人に3人の子どもが感じる孤独感。
貧困、いじめ、虐待など、子どもを取り巻く社会問題の
背景にあるのが「子どもの孤立」です。
新型コロナウイルス感染拡大の影響により、
いま、状況はさらに深刻なものとなっています。

1日33円からの支援で
子どもが孤立しない社会をつくる
一員になる

寄付で参加する

※PIECESへの寄付は税制優遇の対象となります

医療の現場で
出会った子どもたち

私はNPO法人PIECESを立ち上げる前、児童精神科医として働いていました。

勤務医を辞めて、子どもの孤立の問題に取り組もうと思った理由は、医療の現場で地域や家庭から孤立した子どもたちに出会ったからです。

虐待を受けて、誰にも頼れず必要な機関に数年かかってやっとたどり着いた子。
生活が困窮し、家の中の暴力も続く中、なんとか生き延びてきた子。

明日のことどころか、1分先のこともわからない。そんな環境下で生きている子どもたちが私たちのすぐ隣にいるという現実を「仕方ない」では終わらせたくない。
問題が起きた時に医療者が治療やケアをするだけでなく、
危機に陥るその前に、医療者以外の市民も行動を起こしていく新しい社会の処方箋が必要なのではないか。
そう思って、私はPIECESを立ち上げました。

小澤いぶきIbuki OZAWA

PROFILE
認定NPO法人PIECES代表理事 / Founder
児童精神科医
東京大学医学系研究科 客員研究員

日本では10人に3人の子どもが
「孤独を感じる」と答えている

「身近に頼れる人がいない」
社会的な孤立状態にある人の数はOECD諸国の中で、日本が最も深刻です。

※1.経済協力開発機構(OECD)に加盟している25カ国を対象に2003 年に行われた15歳の意識調査(アメリカは未回答)において、「孤独を感じることはあるか」との質問に対し 「はい」と答えた子どもの割合。

「自分は孤独だ」と感じる子どもの割合(%)

“An overview of child well-being in rich countries”, UNICEF Innocenti Research Centre, 2003 より作成

「子どもの孤立」はなぜ起きる?

貧困・虐待・いじめなどの逆境体験や災害、
身近な人の死など
子どもたちの周りで起きた出来事が
引き金となって心の孤立が起きていきます。

「誰のことも信頼できないよ」
「自分なんていてもいなくても同じ」
「いくら頑張ったって結局意味がない」

心が孤立した状態の子どもたちは、安心できる場や人への
アクセスを欠いた状態にあります。

新型コロナウイルスが猛威を振るい、人との関わりが希薄化・限定化される中
孤立した子どもたちの置かれている状況は
より深刻なものとなっています。

その背景にあるのは、
危機が起きる前や医療や福祉が必要な時に、
「助けを求められるつながりが身近にない」という課題です。

PIECESは子どもが
孤立しない地域をつくる
認定NPO法人です

子どもの周りに信頼できる
他者を増やすことで
子どもが孤立しない地域をつくる

Citizenship for Children
プログラム

PIECESでは子どもの孤立が深まる前に、
地域の中で子どもを見守り、
子どもに寄り添う市民を増やすための
プログラムを実施しています。

ちょっとした困りごとがあった時、
気軽に頼って相談できる市民が
全ての子どもの周りにいる地域をつくりたい。

深く傷ついた子どもをケアするには専門職の力が必要です。
でも、その傷が深まる前に市民の力で癒すこともできると私たちは考えています。

プログラムを全国に展開しています

子どもの孤立が深まる前に寄り添う
市民を増やす活動は、
全国に少しずつ広がっています。

あなたの支援で変わること

継続的なご支援があってこそ、活動を継続し、発展させることができます。
子どもたちが孤立しない地域を一緒につくる
仲間になりませんか?

子どものために地域の中で活動する市民を
100万人にまで増やしたいと考えています。
これは、地域の100人に1人
子ども110番の家のように、子どもたちがいつでも頼れる市民が地域にいる状況をつくりたい。

そのためには、全国で活動を実施し、多くの人に届けていく必要があります。
2021年、100人の修了生を輩出するために、1,500万円の資金が必要です。

子どもと関わる大人を育成するプログラムは、
1プログラム実施にあたり約320万円が必要です。
今年度は5つのプログラムを実施するため
約1500万円の資金が必要となります。

これらの多くは寄付・助成金から成り立っており
皆さまからの寄付が重要です。

昨年までにプログラムを受けた市民は
514人にまで増えました。
今年はプラス100人の修了生輩出を目指します。

地域で子どもに寄り添う多様なプロジェクトが生まれました

育成プログラムを終えた市民は、
地域の中で様々な活動を起こしていきます。
プログラム修了生が実際に開いたプロジェクトを
いくつかご紹介します。

Voices

PIECESと出会って
変わり始めた
子どもたちの未来

※写真はイメージです

初めて人にちゃんと
話を聞いてもらえた

保護機関を通じて出会った9歳のAちゃん(当時)は、お母さんとの2人暮らし。母親がうつ病を患い、家庭での適切な養育が難しい状況にありました。小学校入学後しばらくして学校に行かなくなり、家に引きこもる日が増えました。

施設の職員さんにもあまり話をせず、塞ぎ込みがちだったAちゃんと出会ったのは、PIECESの研修を受けたある女性のお姉さんでした。

根気強く関わりを続け、少しずつ心を開いていく様子が見えるようになったある日のこと。「初めてこんなに人に話を聞いてもらえた」。Aちゃんは、そうお姉さんに打ち明けてくれました。

自分の話をちゃんと聞いてくれて、一緒にいてくれる。ただそれだけの関係性が、Aちゃんにとっては拠り所となっていったのです。その後、お姉さんとの関わりをきっかけに周囲とのつながりが増え、好きなことを勉強するために学校へも自主的に通うようになりました。

※写真はイメージです

子どもが寂しい時、
寄り添える人になりたい

プログラムに参加する市民にも、子ども時代に信頼できる他者が欲しかったという人がいます。会社員Bさん(当時27歳)は、2020年PIECESのプログラムに参加しました。

中学生の頃、友人関係の不和から学校に行けなくなってしまったBさん。

「頑張っていた部活動の大会直前、怪我をしてしまい出席できなくなってしまったことをきっかけに、友人から『裏切り者』と言われるようになり、孤立していきました。次第に学校にも行けなくなり、私はそのまま中学校を卒業しました。」

今、Bさんは保育士の資格を持ち不登校や、発達特性のある子どもたちと関わっています。
子どもたちと関わる中で感じていること、それは「子どもたちの味方でそっと寄り添う人でありたい」ということです。

「自分もたくさん悩んだからこそ、苦しさや寂しさを抱えている子どもたちの側にいて『一人じゃないよ』と伝え寄り添っていきたい。私が寂しい時、それをただただ聞いて味方でいてくれる人が欲しかった。だったからこそ、私もそんな人になりたいです。そう思ってPIECESのプログラムを受講しました。」

寄付で参加する

※PIECESへの寄付は税制優遇の対象となります

子どもの周りに信頼できる他者を増やしていくことが、
誰もが孤立しない地域をつくる基盤となっていきます。

子どもたちに
信頼できる関係を届ける取り組みに、
あなたも参加してみませんか。

月額で寄付をすると

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PIECESの活動や想いがわかる活動報告書と
オリジナルステッカーをお届けします

特典02
PIECES(Reframe Lab)が作成した絵本
『もるめたも』プレゼント

あそびの機会が減少したコロナ禍において、全国各地の子どもたちや、子どもと関わる人々に届けることを目的とした無料冊子です。※希望者のみ ※pdf版はみなさまにお贈りします

特典03
寄付者限定のイベントにご招待

寄付者の方のみが参加できるランチ会やワークショップなどにご招待します。
PIECES理事の特別講演やメンバーとゆったり語り合う会など、様々な特別イベントを開催しています。(今年度はオンライン中心に開催)

特典04
メールマガジンで最新の活動情報をご報告

PIECESの最新活動報告やイベントの優先告知などをメールにてお届けします。
活動が多岐にわたるPIECESの事業の現在がまとめてわかるメールマガジンです。

子どもたちが孤立の中で生き続け
社会のことを信頼できなくなる明日より、
優しいつながりに溢れる未来を
一緒につくっていきませんか?

あなたの想いを寄付という形で行動に移し
一歩を踏み出してくださることを、
心よりお待ちしています。

よくあるご質問

領収書は発行できますか?
はい、領収書の発行は可能です。原則として年1回、ご登録先の住所宛にお送りしています。
継続期間中に休むことはできますか?
はい、可能です。ご登録情報の変更/退会など、寄付に関する各種お問い合わせは、寄付者専用問い合わせフォームからできます。お引き落としの変更/停止時期については、お手続きしてからクレジットカードで最大1ヶ月、口座振替で最大2ヶ月かかる場合がございます。
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寄付は主に何に使われているのですか?
お受けしたご寄付は、子どもとともにある社会に必要な市民性を醸成する「Citizenship for Children」プログラムの全国展開の基盤づくりに使わせていただきます。活動報告書及び決算報告書に詳細を記載しておりますのでよろしければこちらをご覧ください